9月の「月一日菓店(つきいちにっかみせ)」
2013.09.21(Sat)

珍しく晴れた?今月の「月一日菓店」。
戻り橋からてくてく歩いてお出かけしましたが
台風一過、戻ってきた夏の日差しに汗まみれ(^_^;

今月のセットは「夜のお菓子」「のの字」「盗み聞き」。

中秋の名月にちなんで、うさぎさんをモチーフにしたものも。
それでは個別にご紹介しましょう。

まずこちら「夜のお菓子」。
そんなネーミングですが「うなぎパイ」じゃなくて薯蕷饅頭ですw
ぱっと見、うさぎがひっくり返ってるようにも見えるし
くじらの顔にも見えますが…

このように、縦に見るのが正解なのです。
赤いマークは実はシャツの肩口についたキスマーク。
お饅頭の左上部分はシャツの襟、その下の穴はボタンホール、
マークの下のうっすらとした縦線はシャツの袖に見立ててあります。
面白アイディアの一品ですが、やはり和菓子としての美味しさは確か。
決してビジュアル先行、アイディア先行ではなく
実力を伴っているからこそ生きるこの面白さ。

「のの字」羊羹製。
いたってシンプルな抹茶羊羹ですが

抹茶茶碗に見立てたお菓子だそうな。
さっぱりと甘さ控えめ、抹茶の苦味がほんのり効いています。
ただ、他のふたつが面白いだけにこちらはもう一工夫ほしいところ。
淡雪羹などで抹茶の泡まで表現してあったら、おっ!となったでしょうね。
さらに糸底に切れ目が入れてあったりしたら、やるな!と脱帽したかも。

そして「盗み聞き」きんとん製。
きんとんからにょっきり何かが発芽しているようにも見え…(笑)

横から見るとかえるさんのようにも見え。
実は木陰で聞き耳を立てているうさぎさん、という設定です。
素朴なお芋の風味がしっかり味わえる日菓さんのきんとんは
私の大のお気に入り。
2ヶ月続けてラインナップに入っていて嬉しい♡
「日菓(にっか)」
京都市北区紫野東藤ノ森11-1(もと「茶洛」のあった場所です)
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