本当に不味いラーメン屋

職場のY氏と昨年末になんとなくノリで発足した部活。
「京都まずいもん部」。
当面の活動は「ラーメン食べ歩き」である。
「本当にまずいもの」というのはあまり人の口の端に
のぼることはない。ネットにも本当のことを直裁に書く人は少ない。
それに、まずい店というのは大体すぐ潰れてしまうので
うまく巡り当たる確立自体少ないのだ。

しかしラーメンというのはとかく当たり外れの多い食品である。
以前はよかったが経営が変わったり店舗拡張とともに味が落ちたという
話をよく聞く。
また、庶民的であると同時にある種マニアックな食べ物であるため
各自の「こだわりどころ」によって賛否が大きく分かれる。
なので「大はずれ」(まずいもん部的には「大当たり」)する確立が
高いのである。

mstn1.jpg

画像のラーメン。
結構旨そうに見えるでしょ。
つくづく写真というものは真実を何も伝えないものだ。
この店は、京都では「背脂ラーメンの老舗」ということで
つとに有名。修学旅行で必ずコースに入っている某寺院のバス停前にあるアノ店だ。

店の外に漂ってくる猛烈な獣臭。住宅街だったら近隣からの苦情殺到で
間違いなく立ち退きを余儀なくされたであろう。
逡巡する気持ちを克己し、いざ突入。

テーブル席がふたつほどとカウンターだけの狭い店内は
夕飯時も近いというのに閑散としており、我々の他はアベックが1組、
黙々と麺をすすっていた。

店内にくまなく立ち込める獣臭に思わずえずきそうになるが、
「いや、ニオイはものすごいが、もしかしたら旨いのではないか」
そうだ、あの「ドリアン」だって、においこそウ○コだが、
食べると美味しいって言うではないか、と半ば無理矢理
自分に言い聞かせ、再び萎える気持ちを克己する。
そしてついにやってきた画像の「醤油ラーメン」。

スープの表面にはギトギトの背脂がびっしり。
取り忘れたアクが全体を覆っているような見た目に一気に食欲減退。
それでも意を決して一口麺をすする。
「あ…意外とさっぱりしてる」とY氏。
「うん…」と言いかけて3秒後。

ま ず い

麺自体は、可もなく不可もなく。
しかし湯切りが甘い。カウンターの向こうで、いかにもパフォーマンスちっくな
「湯切りポーズ」をしていたくせに、上手く切れていない。
そしてスープがぬるい。
いや、これはスープというより「単なるあぶら」だ。
その「ぬるいあぶら」が麺にもチャーシューにもぎっとりと
まとわりついており、胸が悪くなる。
私は3口ほどでギブアップ。
しかしツワモノY氏は見事完食。私が残した分まで食べてくれた。
さすがラーメン部長。

店を出た瞬間思わず「おえ~っ」と声に出た。ここまでまずいとは想定外。
もちろんこれは「まずいもん部」的には大当たり、
パーフェクトなまずさである。記念すべき第1回部活としては完璧に大成功だ。

しかし何故この店が「老舗」として成立しているのか、そして雑誌でも
ネットでも概ね好評なのはどういうことなのか。
そこに不条理を感じてやまない。
東京銀座の一等地に支店まで出しているというではないか。テロだ。
死ね死ね団の仕業なのか。

あとから調べたら我々が行ったこの店は2号店で、目と鼻の先に本店がある。
本店のほうはマシなのだろうか。
こんな近所にある本店と支店でそこまで味が違うとは考えにくいが
なんか支店のほうは「お家騒動」で独立した店なので味も本店とは
雲泥の差ということらしい。

そして本店の方も昔と比べればかなり味は落ちているということだが
当分の間、確認に行く元気はありません。
プロフィール

YUKI

Author:YUKI
京の安旨グルメを求め都大路を縦横無尽。おいしいものならジャンルは問わず。最近は焼き菓子多め。得意エリアは西陣あたり。

基本は個人の備忘録ですが嗜好や価値観の合う方のお役に立てれば幸いです♡
評価はあくまでも私的感想ですのでご参考程度に。

★なお、お店の情報は掲載当時とは変わっている場合がありますので(所在地、料金、定休日、営業時間など)必ずご自身で最新情報を確認された上でお出かけくださいね♡

素敵なお店と、素敵な皆さんのご縁を結べますように♪

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