Nowheremanのバターサンド
2015.08.17(Mon)

待ちかねたお菓子、到着~!(^o^)

詩人であり、洋菓子作家である長野洋樹氏のよるオルタナティブ・ブランド
「Nowhereman」
その代表作とも言えるのがこちらのバターサンド。
近年、東京での知名度も飛躍的に上昇し、もはや入手困難になってしまったこの作品。
前回のオンラインストアはオープンから僅か数分で完売してしまい、
もたもた入力しているうちに買い損ねて涙(^_^;

今回は24時間オープンということで無事購入することが出来ました!
フォレノワールをイメージしたバターサンド「その距離が感情を加速させる」。
この「バターサンド」という概念を打ち壊すかのような特異な姿。

カット!
いつもながら綺麗な断面ではなく恐縮です(^_^;

がっしり、ざっくりとしたほろ苦いココアサブレは単体でもとても美味しく、
ダークチェリーの穏やかな酸味を抱き込んだバタークリームの中心に
チョコレートが潜んでいます。
一瞬バタークリーム、ということを忘れてしまうほど軽やかで上品なクリーム。
そもそもこれは「バターサンド」というカテでいいのだろうか?と毎回思うほど
決して誰にも真似の出来ないオンリーワンの完成度を誇っています。
全く尖ったところのない、優しくも洗練された味。
あぁ、本当に美味しいな…と素直に味わいながら、添えられた詩を読み、
さらに想像力を働かせてみる。
Nowheremanのブランド・コンセプトは「悲しみに寄り添うようなお菓子」。
幸せや喜びの感情は誰かに「共感」されることによって、一層ふくらむものだけど
悲しみや孤独といった感情を癒してくれるものもやはり「共感」。
作り手から送り届けられるメッセージがあり、受け手がそれぞれの想いを重ねながら
それを味わってゆく。
その感想がまた作り手に新たな刺激を与え…というフィードバックが生まれ
共振する心がさらに新しい世界を広げてゆく。
そうした意味でNowheremanの作品は、お菓子そのものが「詩」であり
「音楽」であると言えるのかも。
パッケージには「13」というナンバリングが施されていました。
毎回登場する新作も今回で13作目、ということなのでしょうか。
常に意欲的な新作に取り組んでおられ、フレーバーの組み合わせも
カシス×小豆、マロン×レモン、バジル×レモン×苺、チョコ×ミントなど多種多様。
いつもいただけるわけではないので、過去の作品のアーカイヴスなど
一覧で見られればいいなぁ。
2年前にいただいた「生姜Xレモン」もとても強く印象に残っています。
いつかイスパハン風のバターサンドも食べてみたいな♡