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2010.10.12 *Tue*

Patisserie Tendresse(パティスリータンドレス)

連休最終日。久々に「キタバチ」に行こうという話になったので、
それじゃあ、あのお店にも!と急遽思い立ち、ナビ子に情報を入れて
いざ出発。

事前に地理をしっかり頭に入れておいたこともあり、
意外なほどすんなり辿り着けました。
今まで何度となくフラれ続けている「マギー・B」のすぐ近く。

tendresse01.jpg

「Patisserie Tendresse(パティスリータンドレス)」旧名「ベック・ルージュ」

もう今更説明不要かと存じますが一応おさらいだけ。
かつて土日のみオープン、一乗寺という僻地にもかかわらず開店直後には
売り切れ続出だったという幻のケーキ屋さん「ベック・ルージュ」が約1年4ヶ月の
休業期間を経て「パティスリー・タンドレス」として再開したのがちょうど1年前のこと。
ちなみに「タンドレス」とは英語で言う「テンダネス」優しさ、というイミです。

気になりながらも、ずっと行けないままようやく今日の日を迎えました。

tendresse02.jpg

外観は本当に普通のお宅です。
入り口を飾るウェルカムボードとコスモスがしっとりとお出迎え。
ドアもほんとーに普通のお宅のドアなので、開けるのに躊躇したほど。

驚くほど狭い店内のイートインスペースには二組のお客さん。
しかし狭いながらも、雰囲気は穏やかでゆったりしています。
ショーケースに並んだこの日のケーキは6種類(全8種類のうちふたつは
すでに売り切れ)。
どれも、余分な装飾皆無でシンプルな茶色の容姿です。

相方さんは「マンダリーヌ・オ・ブリオッシュ」
私は「テュラン」というケーキをチョイス。

持ち歩き時間を聞かれ「すぐに食べます(キタバチで)」と
答えましたが保冷材を1個つけてくれました。
我々が入店した時にはマダム(シェフのお母様)お一人で切り盛りされてましたが
お客さんは行列とまではいかないまでも、次から次へ来店。
仲良くチャリで乗り付けてくる老夫婦の姿も。

さて、キタバチで持ち込んだお昼を食べた後(ここのカラオケBOXは
持ち込み飲食可なのです)待望のデザートターイム。

tendresse03.jpg

オープン。なんせカラオケBOX店内ですからね。
照明暗いのよ…画像加工してこの程度。

tendresse04.jpg

手前が「テュラン」奥が「マンダリーヌ・オ・ブリオッシュ」

tendresse05.jpg

「マンダリーヌ・オ・ブリオッシュ」
名前の通り、マンダリンムースとマンダリンナポレオンを
たっぷりしみこませたブリオッシュ。

相方さん、一口食べてしばらく固まってます。

かねがね、ここのケーキは「濃い」と聞いていたので
「濃すぎて固まったのか?」と一口食べてみると、
その瞬間にマンダリン(皮の薄い柑橘類の総称)の果汁をそのまま絞ったような、
鮮烈さに目の覚めるような酸味がぱぁっと口に広がりました。

「わ、『すだち』みたい!」でも美味い!!

このケーキひとつ作るのに、一体何個の果実が使われるんだろう?
それほど「絞りたてのフレッシュジュース感」が強いのです。

相方さんはさらにブリオッシュ部分を指して「ここんとこ、食べてみて」。
一口食べて「わ、酒っ!!」

マンダリンナポレオンとは、ベルギー産の最高級オレンジリキュール。
それをスポンジにしみこませた、というより思い切りよくドブ漬けにした
ブリオッシュ。しかし美味い!!

これほど強烈なのになぜか押し付けがましさを感じないのは何故?
押しの強さよりも、繊細さ、上質さ、そして何より「優美さ」や
「調和」を強く感じる。
個性の強い素材を惜しみなく多用し、なおかつ究極のバランスを保っている。
たった1℃の温度差にもこだわるという山口シェフの完璧な計算と
天賦のセンスがそうさせるのでしょうか。

tendresse06.jpg

そして「テュラン」
スペイン産の有機栽培された2種類のマロンクリームと
へーゼルナッツのダックワーズ(購入時にもらった説明書きより)。

これはとても穏やかにして濃厚な味でした。
トッピングの栗も大きいけど、下のムース部分にも大ぶりの栗が
贅沢にごろごろ入っています。そんじょそこらのモンブランには
太刀打ちできないこの濃密な「栗度」の素晴らしさ。
甘さが控えめなところも私には良かったです。ん〜〜まったり。

鮮烈さと穏やかさ、ふたつの対照的なケーキを交互に味わえ、
偶然とはいえこれは非常によいバランスでした。
どちらも素材の素晴らしさが極限まで引き出されたような味わい。

1個食べたら、普通のケーキ2個分くらいの満足度が味わえるので
決して高いとは思えません。
それに京都にはここ以上に値段が高くて、しかも全然美味しくない店
いくらでもありますもん。

山口シェフの語る裏話に「もしもこの店を京都中心部でやろうと思ったら
ケーキが今の倍の値段になってしまう」というのがありました。
一乗寺のご自宅店舗だからこそ実現している奇跡のクオリティ。
よく「華祥」さんが「百万遍の奇跡」と言われていたけど(今は元田中の奇跡か)
こちらはまさに「一乗寺の奇跡」ですね。

…というわけで、また外せない店がひとつ増えてしまった。
もしかしたらこうなることが怖かったからこそ、私は今まで
無意識にケーキというものを敬遠していたのかも。

「Patisserie Tendresse(パティスリータンドレス)」
京都市左京区一乗寺花ノ木町21−3
毎週金〜月まで営業(お店のHPで確認してください)
11:30〜19:00まで

サロンでのイートイン
月・金
12:00〜18:00
土・日
13:30〜18:00
HP⇒

COMMENT

おひさしぶりです★
ご無沙汰ですv-34
ご無沙汰の間にも、YUKIさんのブログ、欠かさずチェックしてましたよ(>▽<)

けっこうなタイミングで、私が気になっているお店のレポを上げてくださるので、いつも感動しております♪
タンドレス、職場の先輩が、車飛ばしてまでわざわざ行きたくなるお店だと言っていたので密かに気になっていたところだったんです!
おいしそう…v-238じゅるりv-238

「マギー・B」は行かれましたか?
(過去レポ既にあったらごめんなさい!)
最近気になりだした不思議な(?)お店なので、行かれたら教えてくださいね♪♪
2010/10/18(Mon) 01:54 | ろぃず [Edit
Re: おひさしぶりです★
ろぃずさん、お久しぶりです!e-328
タイミング合ってましたか(笑)そういえばうちの相方さんも、
ろぃずさんがレポしていた「songbird coffee」の前を外回り中に
偶然通りかかり、入ってみてえらく気に入ってましたよe-265

タンドレス、お値段は少々張りますが本当に美味しいですよ〜e-266
ケーキツアーされるのでしたら喜んでお供いたしますよんe-343

マギー・Bはねぇ、定休日じゃない日に行っても開いてたためしがありません。
「ユーゲ」と同じくらいの難易度かも…e-263
本当に不思議なお店で、気になりますよね!
2010/10/18(Mon) 21:53 | YUKI [Edit

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